歩行の診かたと変化のさせかた

2017.6.18 

東京都千代田区/日本教育会館にて

広尾整形外科 副院長/財前知典 先生

の「歩行の診かたと変化のさせかた」のセミナーに参加してきました。

 

財前先生は、

理学療法とは動きを変える技術、知識である。

理学療法とは運動器を介して患者さんの動きや行動を変化させ、患者さんのニーズにこたえる。

という考えのもとに日々研究させるている方です。

また、私たちがよくテレビれ見るような一流のアスリート、著名人の方の治療も数多くおこなっている方です。

今回のセミナーでの気付き、学びは色々ありましたが、まず最初に気付いたことがあります。財前先生も私も同じような学術書を読んで勉強されていることが分かりましたが、その中で書かれていることは限られたサンプルの中の平均的な状態を書かれているもので、そこで書かれているものは平均的な歩行でありそれが必ずしも正常歩行とは限らないということです。

大切なことは、それぞれの人に良い方向にもっていくことが大切だということです。

しかし、それぞれの人についての基準を作っていくことは現実的でないので、グループ化することによってアプローチすることが効率的だということがとても参考にありました。

私もお客様に「普通は」という言い方を口癖で言ってしまうのですが、

普通って何?と言われると正しく答えられないなという反省をしました。

 

評価するうえでの大切な視点として

動きを診る眼を養う

・現象をとらえる眼

・変化(反応)を捉える眼

・動作の善し悪しを判断する眼

動作を診る眼をやしなわなければ、確認ができなけないので、結果として評価に結びつかない。

ということが大切だと教えて頂きまいた。

また、診る眼ということで財前先生は面白いことを言っていました。

これは、剣術からきた言葉のようですが、

「遠山の目付で人の動きを見る」

局所に目をとらわれず全体を見て、かつ局所の動きを見逃さないと

いうように私は理解しました。

すばらしい視点ですね。

たぶん財前先生は、宮本武蔵のような達観した方だからできるのだと思いますが。

 

歩行に関しては、立脚期についての講義が中心でした。

それは、立脚期を安定することが歩行において非常に重要だからです。

即ち、立脚期を安定させることで、遊脚期も安定させていくということです。

今日は、頭がパンクするぐらい色々な事を学ばせて頂きました。

身体は繋がっているのですから、

足のスペシャリストだとか、膝のスペシャリストだとか局所に特化した知識では

対処できないと思いました。

下顎のかみ合わせでもその人の体の動き方の傾向が分かることも教えて頂きました。

その体の動きの傾向が歩行にも関係してくるわけです。

今日は装具靴を研究しているだけでは知り得ない視点をたくさん教えて頂きました。

このような研究をする装具靴職人は私だけかもしれませんが、

これからもお客様の靴からの健康を考えて視野を広げて研究をしていきたいと思います。