世の中には、普通の人よりも敏感に味を感知できる「スーパーテイスター」という能力を持った人が存在します。その割合は、なんと4人に1人といわれています。スーバーテイスターは、味蕾のある舌の茸状乳頭の密度が高いことから、普通の人たちよりもより繊細に味を感じることができるといわれています。全人類の約25%の人がスーバーテイスターで、特にプロのシェフやワインや日本酒のソムリエに多い傾向があるといわれています。また、スーバーテイスティング能力は男性よりも女性に多いといわれています。
スーバーテイスターの特徴としては、好き嫌いが多い、特に苦味を嫌う、脂肪分の多い脂っこいものを不快に感じるなどがあるそうです。外食をした時に甘すぎる・しょっぱすぎる・味が濃いなどとつい不満を言ってしまう人は、たんなるわがままではなく、スーパーテイスターの持ち主である可能性があるかもしれません。
日本成人病予防協会 総務省認証 学術刊行物より