山道での靴の評価をしてきました。
雪の中に靴を入れてみましたが、水が浸入してくることはありませんでした。
また、雪道でも思ったほど滑りませんでした。
雪道の歩き方を色々と試してみましたが、足を振り出し気味にして踵から雪にささるように着地すると安定した歩き方ができる気がしました。
後で考えてみたら、これスタットレスタイヤのサイプで雪を掻く原理と同じですね。
一巡して甲辰、60歳を迎える2024年
おごらず、前向きに取り組みたいと思います。
「あなたにできることをしなさい。今あるもので、今いる場所で」
by アメリカ第26代大統領セオドア・ルーズベルト
外反母趾靴_靴づくり#10_アウトソール底付け
外反母趾の方や高齢者の方は
母指球から指先に抜ける動きができない傾向があります。
前足部に適度なスロープを作ることで母指球から指先に抜ける動きがスムーズにないます。
また外反母趾、リウマチの方は
前足部のタコや魚の目の痛みで悩んでいる方が多くいらっしゃいます。
立位の時には患部に荷重がかからないようにする秘技を忍ばせてあります。
外反母趾靴_靴づくり#9_釣込み
縫製したアッパーを木型の形に合わせ込む作業を釣込みといいます。
釣込みには、釘打ちで形を付ける仮釣りと釘を抜いて仕上げる本釣りがありますが動画では仮釣りの作業をしています。
革が化けて靴の形に変わっていく様は、何百足作っても感動します。
外反母趾靴_靴づくり_縫製
ミシンの基本的な構造は1845年に実用化されたミシンと
今のミシンとではあまり変わらないようです。
私のミシンも1997年式のミシンで30年ぐらい前のものですが、
メンテナンスは油をさすだけで修理したことはありません。
何百年も変わらないものを作るなんてすごいですね。
私のミシンは左に腕が出ている鞄職人の使うミシンを使っています。
靴職人は右に腕が出ているミシンを使いますが
左利きの私には左腕のミシンの方が使いやすいので愛用しています。
なぜ靴職人と鞄職人で右と左に分かれているのかはわかりませんが、
鞄職人の左腕ミシンの方が厚物を縫えると聞いたことがあります。