味覚/亜鉛欠乏

味覚障害で多く見られる原因に、亜鉛欠乏症があります。なぜ、亜鉛が不足すると味覚が低下するのでしょうか。体に含まれる亜鉛の量は約2gであり微量ですが、体内の酵素の成分となっており、タンパク質やインスリンなどを生成する働きのほか、味覚を感じる味蕾づくりに欠かせない働きをします。

味蕾の中にある味細胞は、体内の細胞の中にも新陳代謝が非常に活発な細胞であり、10日間前後で生まれ変わるといわれています。そして、この味細胞の再生には亜鉛が重要な働きをするのです。このため、体内の亜鉛が不足すると味細胞の再生が追いつかずに味覚障害が起こりやすくなります。亜鉛欠乏症の要因には、薬によって亜鉛の吸収が妨げられる場合や胃腸疾患による亜鉛の吸収力低下、食生活の偏りにより亜鉛不足になると場合があります。

 

    日本成人病予防協会 総務省認証 学術刊行物より

 

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