脳力/「セロトニン」

<セロトニンの働き>

コミュニケーション能力をUPさせるためには、神経伝達物質「セロトニン」の分泌を高めることが重要です。

セロトニンとは、精神を安定させてくれる神経伝達物質です。ノルアドレナリンやドーパミンなどは、「興奮系脳内物質」と呼ばれますが、それに対してセロトニンはそれらの過剰な分泌を抑え、脳内物質のバランスを取る「調整物質」です。セロトニンの分泌が高まった状態では、癒しをもたらし幸福感を与えてくれ、前向きな気持ちにさせてくれます。セロトニンの分泌が高まり、心が穏やかであれば、相手の話に耳を傾け、相手の気持ちに共感し、その結果コミュニケーション能力を高めることができます。セロトニンの働きを活用し、多くの方と良好な関係を築きましょう。

セロトニンが足りなくなると、感情が抑制できなくなってイライラしたり、相手に攻撃的になったりする傾向がみられます。精神が不安定な状態が続くうつ病では、セロトニンの分泌が低下していることが分かっています。

 

<セロトニンの伝達回路>

セロトニンは、主に、脳幹にある「縫線核(ほうせんかく)」と呼ばれる神経核から分泌され、視床下部や大脳皮質など脳全体へ届けられます。縫線核と名前がつく神経核は脳幹にいくつか存在し、合わせて「縫製核群」と呼ばれています。

 

  日本成人病予防協会 総務省認証 学術刊行物より 

セロトニンの伝達経路
セロトニンの伝達経路