![コルチ器の働き](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sbe0d47d9d66849e9/image/iab8038ec2df2b5f9/version/1535581774/image.png)
内耳の入り口に届いた振動は、内耳(蝸牛)の中にあるリンパ液を動かし、そのリンパ液の流れがらせん状の進路を進んでいきます。すると、蝸牛管の底面である基底膜が振動することで、コルチ器の有毛細胞が動きます。このとき、動いた有毛細胞が蓋膜(がいまく)に当たることで毛が折れ曲がり、神経に伝達する電気信号が生まれます。
有毛細胞は場所によって担当する周波数(音の高さ)が決まっており、蝸牛の入り口近くにある有毛細胞は高音に反応し、蝸牛の奥にある有毛細胞は低音に反応します。それぞれの周波数に合った有毛細胞が動くことで、振動を電気信号へと変換するのです。
日本成人病予防協会 総務省認証 学術刊行物より