触覚/皮膚感覚で直感は働く?

皮膚感覚は自己と外界の境界上に生じ、社会的環境との関係を捉える重要な感覚です。そこで、私たちはしばしば、皮膚感覚で直感的に判断しています。ある部屋に入ったとき「緊張した空気に包まれていた」とか、何かの事態に対して「身の毛がよだつ」ほどの恐怖感を感じたり、暗闇に人の気配を感じたりします。

なぜ、そうした判断をしたのかを説明するのは難しく、その状況に身を置いて初めて感じられる「何か」なのです。皮膚感覚で捉えた何かが、基本的に「快・不快」の感覚を呼び覚まし、「快」であれば取り入れようと近づこうと判断し、「不快」なら遠ざけよう逃げようという判断がされます。このような判断は、皮膚感覚といっても、何かに直接触れて受容器や神経線維が興奮したわけではなく、皮膚が持つ特殊な判断だといえます。

日本成人病予防協会 総務省認証 学術刊行物より

 

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