フラと健康/笑顔

フラは曲に合わせて踊りや顔の表情を変化させます。別れを意味する悲しい曲では悲しい顔をし、神様の怒りを表現する場合には怒った顔をして踊る場合もあります。しかし、楽しい出来事や家族や恋人への愛をテーマにした曲などが多いため、また、フラを見に来たお客様に喜んでもらうために楽しい曲を選択する機会が多いことから、笑顔のイメージが定着しているともいえます。

脳は、自然な笑顔とつくり笑顔の区別ができないといわれているため、フラを踊る際、緊張しつつも笑顔をつくることで自然と楽しく、幸せだと感じるのです。また、「笑う門に福来る」という格言があるよいうに、ユーモアや笑いが、人に好ましい心理的反応をもたらします。笑顔についての秘密をもう少し探求してみましょう。

”笑い”の健康効果を世に知らせたのは、ノーマン・ガズンズ氏という人物です。彼は、膠原病の一種である自身の病気を笑いによって完治させ、その体験をアメリカの医学雑誌に投稿し反響を呼び起こしました。その後、出版した「笑いの治癒力」は有名な作品となりました。これをきっかけに、医学的見地から、世界中で笑いについての研究が進められてその成果を報告されています。

笑うことによる健康効果には、がん細胞を除去する主要な役割を担う免疫細胞のNK(ナチュラルキラー)細胞の活性化が知られています。反対に、悲しみやストレスなどのマイナスの情報を受け取ると、NK細胞の働きが鈍くなり、免疫力の低下につながっていきます。しかし、免疫力が強ければ強いほどよいという訳ではありません。免疫機能が過剰になれば、リウマチや膠原病などの自己免疫力疾患を引き起こします。笑いには、こうした免疫システム全体のバランスを整える効果があることも明らかになってきています。

笑うことは免疫力を高めるだけではありません。笑うことで脳の海馬の体積が増え記憶力向上につながるほか、脳波のα波が増えてリラックスすることができます。また、意思や理性を司る大脳皮質の血流が増えるため、脳の働きも活発になります。さらに、笑顔はフラを見ている周りの人にも伝染し、穏やかな気持ちにさせることができるのです。

 

資料/日本成人病予防協会

 

 

 

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