外反母趾靴_靴づくり#10_アウトソール底付け
外反母趾の方や高齢者の方は
母指球から指先に抜ける動きができない傾向があります。
前足部に適度なスロープを作ることで母指球から指先に抜ける動きがスムーズにないます。
また外反母趾、リウマチの方は
前足部のタコや魚の目の痛みで悩んでいる方が多くいらっしゃいます。
立位の時には患部に荷重がかからないようにする秘技を忍ばせてあります。
外反母趾靴_靴づくり#9_釣込み
縫製したアッパーを木型の形に合わせ込む作業を釣込みといいます。
釣込みには、釘打ちで形を付ける仮釣りと釘を抜いて仕上げる本釣りがありますが動画では仮釣りの作業をしています。
革が化けて靴の形に変わっていく様は、何百足作っても感動します。
外反母趾靴_靴づくり_縫製
ミシンの基本的な構造は1845年に実用化されたミシンと
今のミシンとではあまり変わらないようです。
私のミシンも1997年式のミシンで30年ぐらい前のものですが、
メンテナンスは油をさすだけで修理したことはありません。
何百年も変わらないものを作るなんてすごいですね。
私のミシンは左に腕が出ている鞄職人の使うミシンを使っています。
靴職人は右に腕が出ているミシンを使いますが
左利きの私には左腕のミシンの方が使いやすいので愛用しています。
なぜ靴職人と鞄職人で右と左に分かれているのかはわかりませんが、
鞄職人の左腕ミシンの方が厚物を縫えると聞いたことがあります。
外反母趾靴 靴づくり デザイン
軟らかい革やストレッチ素材を使っても
ステッチが入ると糸は伸びないので
負荷を逃がすことができません。
負荷を逃がしたいところには
ステッチが入らないように
デザインを考えています。
外反母趾 靴づくり 包丁研き
私は包丁の切れ味を
指紋に刃がかかる感覚で判断しています。
指の上に包丁を乗せているのは
そうゆうことです。
包丁研ぎは瞑想状態になれるので
心ここにあらずというときにすることもあります。
外反母趾 靴づくり採寸作業
実際にテープで計った寸法から
それぞれの人の足の柔軟性に合わせて
殺し寸法をどれだけ取るかがポイントになります。
足の形を3Dスキャンしても歩きやすい靴にはなりません。